ピクサー映画『レミーのおいしいレストラン』(原題:Ratatouille)は、フランス・パリを舞台に「料理が大好きなネズミ」レミーが、一流シェフを目指すストーリーです。美しい映像と心温まるストーリーが魅力ですが、実は映画にはさまざまな隠れたトリビアが存在します!
今回は、ディズニーファンも知らない『レミーのおいしいレストラン』の裏話や隠れキャラ、制作秘話を10個厳選してご紹介します。
「ラタトゥイユ」のレシピはミシュラン三つ星シェフが監修!
映画のクライマックスで登場する「ラタトゥイユ」は、ミシュラン三つ星シェフのトーマス・ケラーが実際に考案したレシピを基に作られています。
トーマス・ケラーは、カリフォルニアの有名レストラン「フレンチ・ランドリー」のオーナーシェフで、ピクサーの制作チームに本格的な料理の指導も行いました。映画のリアリティを高めるため、ピクサーのアニメーターたちは彼のレストランで実際に調理を体験したそうです!
「レミー」の名前の由来はフランス語の“Rémy”
主人公のネズミ「レミー」の名前は、フランス語の男性名「Rémy(レミ)」が由来です。さらに、「Rémy」には「レミー・マルタン」という有名なフランスのコニャック(ブランデー)のブランド名の意味もあります。
フランス文化を反映させたこのネーミングは、料理の洗練されたイメージにもピッタリですね!
『カーズ』のキャラクターが隠れている!
ピクサー映画には「隠れキャラ」が登場することが多いですが、『レミーのおいしいレストラン』にも他作品のキャラクターが紛れ込んでいます。
例えば、レミーが夜のパリを走るシーンでは、『カーズ』のキャラクターである「ライトニング・マックィーンの車」が遠くの道路に映り込んでいます!
ピクサー映画ならではの遊び心が詰まっていますね。
ピクサー恒例の「A113」が登場
ピクサー作品には毎回登場する「A113」という隠し要素があります。これは、カリフォルニア芸術大学(CalArts)のアニメーション学科の教室番号で、多くのピクサーアニメーターが学んだ場所です。
『レミーのおいしいレストラン』では、レストランのドアに「A113」の文字が刻まれており、ファンなら必見の隠れ要素です!
パリの景色は実際に現地でリサーチされた
映画に登場するパリの美しい街並みは、ピクサーのアーティストたちが実際にパリを訪れてスケッチし、細部までこだわって描かれました。
特に、セーヌ川沿いやエッフェル塔の夜景、石畳の街並みなどは、リアルなパリの風景を忠実に再現しています。
「イーゴ」の家の形に隠された秘密
厳しい料理評論家イーゴの家の外観をよく見ると、「棺桶の形」にデザインされています。これは、彼が「レストランの死刑執行人」と呼ばれるほど、批評が厳しいことを示唆しているそうです。
細かいディテールにまでこだわるピクサーの遊び心が感じられますね!
レミーの動きをリアルにするため、本物のネズミを観察した
映画の制作チームは、ネズミの動きをリアルに表現するため、実際に飼育して観察しました。特に、レミーが料理をするシーンでは、前足と後ろ足の使い分けが自然になるよう細かく調整されています。
レストラン「グストー」のモデルは実在する名店
劇中に登場するレストラン「グストー」は、実在するフランスの有名レストラン「ラ・トゥール・ダルジャン(La Tour d’Argent)」をモデルにしていると言われています。
このレストランはパリに実在し、400年以上の歴史を持つ名店で、映画の雰囲気とそっくりです!
監督自身が映画のワンシーンに声優として参加!
監督のブラッド・バードは、映画のあるシーンで声優としてカメオ出演しています。彼が担当したのは、レストランのオーブンで焼かれてしまうネズミの叫び声です!
ディズニー&ピクサーの監督は、映画のどこかに自分の声を入れることが多く、ファンにとっては面白い隠し要素の一つです。
エンドクレジットに「No Motion Capture」宣言
エンドクレジットの最後には「No motion capture was used(モーションキャプチャー技術は使用されていません)」と明記されています。
これは、『レミーのおいしいレストラン』が手描きアニメーションの技術にこだわり、リアルな動きでもCGの補助をほとんど使っていないことを示しています。ピクサーの職人技が光る作品です!
まとめ
『レミーのおいしいレストラン』には、隠れキャラや制作秘話がたくさん詰まっています。特に「ミシュランシェフ監修のラタトゥイユ」「カーズの隠れキャラ」「A113の登場」など、知っていると映画がもっと楽しめる要素が満載!
次に映画を観るときは、ぜひ今回のトリビアをチェックしてみてください!
あなたが知っている『レミーのおいしいレストラン』の面白いトリビアがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね!
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