リトルマーメイド(1989)
音楽が際立つディズニー映画の代表作。音楽はアラン・メンケンが手掛け、歌詞はハワード・アシュマンが担当しました。このコンビが手掛けた楽曲は、アカデミー賞やゴールデングローブ賞を受賞するなど、多くの賞を獲得しています。
中でも「アンダー・ザ・シー(Under the Sea)」は、軽快なカリプソ風のリズムで観客を魅了し、アカデミー賞の最優秀歌曲賞を受賞。他にもアリエルが人間の世界への憧れを歌う「パート・オブ・ユア・ワールド(Part of Your World)」は、心に染み入る名曲として人気です。歌声を担当したのは、アリエル役のジョディ・ベンソン。彼女の美しい歌声がキャラクターの魅力を最大限に引き立てています。この映画は、メンケンとアシュマンの音楽が物語に大きな深みを与えた、ディズニーの音楽革命の幕開けとも言える作品です。
アラジン(1992)
アラジンも音楽が非常に印象的な作品。再びアラン・メンケンが音楽を担当し、歌詞はハワード・アシュマンとティム・ライスが手掛けました。この作品の象徴的な曲「ホール・ニュー・ワールド(A Whole New World)」は、ロマンティックで壮大なデュエット曲。ブラッド・ケイン(アラジン役)とリア・サロンガ(ジャスミン役)の歌声が、魔法の絨毯での冒険にぴったりの幻想的な世界を作り上げています。
また、ロビン・ウィリアムズが声を担当したジーニーが歌う「フレンド・ライク・ミー(Friend Like Me)」は、コミカルで楽しい楽曲として人気。ユニークなアレンジと演出が映画全体を盛り上げています。メンケンの多彩な音楽スタイルが光るこの映画は、アカデミー賞の最優秀作曲賞も受賞しました。
美女と野獣(1991)
「美女と野獣」は、音楽が物語の感動をさらに引き立てる名作。アラン・メンケンとハワード・アシュマンが再びタッグを組み、クラシカルで優雅な曲が多数生まれました。特に「美女と野獣(Beauty and the Beast)」は、アンジェラ・ランズベリーがティーポット夫人役として歌い上げ、映画の象徴的なシーンを感動的に彩りました。この曲は、後にセリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンによるデュエット版でも大ヒット。
さらに、オープニングでベルが村での日常を歌う「ベル(Belle)」は、ストーリーの世界観を完璧に伝える名曲。また、野獣が自分の気持ちを見つめ直すシーンの「ひとりぼっちの晩餐会(If I Can’t Love Her)」も感情が溢れる一曲です。この作品は、アカデミー賞の最優秀作曲賞と最優秀主題歌賞を受賞し、ディズニーの音楽が世界的に評価されるきっかけを作った作品です。
今回は音楽が素敵なディズニー映画というよりアラン・メンケンの紹介みたいになってしまいました(笑)ちなみに、アラン・メンケンはこれらの作品以外にも「ポカホンタス」や「ノートルダムの鐘」「魔法にかけられて」などアニメーション映画だけでなく実写映画など10を超えるディズニー作品に魔法をもたらし、数々の賞を受賞しました。
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